銘仙の生地を買った!さ〜、リメイクするで☆
おはよう
<本日も、例によって30分ライティングのチャレンジをしてみる。>
昨日、銘仙着物の「解き」の生地が届いた。
オークションで、なんと260円で購入したもの。
もちろん、送料の方が高い(笑)
今年は、年始から「きもの」にココロがかなり傾いている感じ。
届いたのは、何年も前から、やろうやろうと思っていた、キモノのリメイクの試作品用の生地。
私の大好きな「黒×ピンク」の配色の銘仙だったので、いっぺんで気に入った。
出品されていた方も、とっても親切な方で、私がまだお金を振り込んでいないのに早々とお送りくださって、振り込んだ日と商品到着がほぼ同日になってしまった。
きれいに解かれていて、しみや傷などもさほどない感じでありがたい。
(あ、ちなみに「解き」というのは、キモノを解いて洗い張りした生地のことね。)
おそらく、昭和の中期より少し前くらいだろうか?
はっきりとは分からないが、以前は 誰かのものとして存在して、長い年月を生きのびて来た生地。
私がアンティーク着物にハマりだした20代の頃、母は、「誰が着たかもわからないキモノ!!」と言って、とても嫌っていたのを思い出す。
でも、私にとっては、誰かに大切にされたであろう着物を受け継ぐことが、なんだかとても幸せな気分になるのだ。
持ち主の人生がどうであったかは知る由もないが、ともかく、一針 一針 和裁職人の人が、時間をかけて着物に仕上げ、持ち主の手に渡った時は、きっと幸せな瞬間だったのだろうと思う。
それを、何十年もたって、私が譲り受けた。
作ろうと思っているものは、もう昔っから決まっているので、あとは実行に移すだけ。
暖かくなったら着れるものにしようと思う。
いつか、着ている洋服のほとんどが、自分で作ったもの、になったらいいな。
10代の頃は、お金がなくて、手作りしていた。
いつのまにか、そこそこかっこいい服が、生地代よりも安い値段で売られるようになり、私も自分の服なんて作らなくなった。
「ファストファッションの闇」が取沙汰されるようになって、本当に「そりゃそうだよね」と思う。
洋服を作るって、パソコンでコピペするみたいにはいかないのよ、ほんとに(笑)
この年になって、久しぶりに自分の服を自分で作りたいなーと思うようになったのが、ちょっと新鮮。
安くて使い捨ててもいい服をたくさん持っているよりも、大好きな服を数少なく持っていたいような気分なのだ。
ともかく、この生地が届いて「さあ、何が出来るかなー」というワクワクした気分を久しぶりに思い出しているわたしです。
もちろん、ふだんお客さまの衣裳を作っている時も、同じような気持ち。
だけど、完成した衣裳の お披露目前に、こうしてブログに書くこともなかなかできないから、そこはちょっと淋しいのですよね。
今日も一日 しっかり生きられますように。
ごきげんよう
ダケコ